『〜子』というのは古い名前？
『〜子』の盛衰
裕子と桃子
（明治安田生命名前ランキングより http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/etc/ranking/year_women/）
資料を見る限りでは大正１０年（１９２１年）〜昭和３１年（１９５６年）までは『〜子』しか無い。*1
その後昭和４７年（１９７２年）を境に事態は急変する。『〜子』とそれ以外の名前が半々となり、昭和６０年（１９８５年）を最後に『〜子』は一時ランキングから姿を消すことになる。
そして平成４年（１９９２年）『〜子』は帰ってきた。しかしそれも平成６年（１９９４年）〜平成８年（１９９６年）、平成１１年（１９９９年）、平成１４年（２００２年）だけだ。*2
昭和最後の『〜子』名前となったのは『裕子』。この名前は姿を消す前、昭和５７年（１９８２年）には１位に輝いている。
そして平成初の『〜子』名前となったのは『桃子』。この名前は平成４年〜８年に４回ランキングされている。他の２つは『菜々子』と『莉子*3』。
先ずは裕子から
この名前には二つの読みがあると思う。『ゆうこ』と『ひろこ』だ。確か中学の同級生にいた『裕子』さんは『ひろこ』のほうだったと記憶しているが、彼女はオレにとっては影の薄い存在だったから定かではない。
この『裕子』だが昭和３０年（１９５５年）から姿を消す前の昭和６０年まで毎年ランキングされていたから現在の成人女性としてはかなりポピュラーな名前なのではないかと思う。
で、ハロプロ内で『裕子』といえば言わずと知れた我らが中澤裕子。
姓名判断等ではどうなのか知らないけど、今の活躍があるのはこの名前であることも一つの要因なのかもしれない。
続いて桃子
なぜこの名前だけが平成に入って４回もランキングするほど人気があるのかは不明だが、植物に関する名前や文字は最近でも『さくら』『藍』『萌』『菜』『花』といったところが人気があるようだ。いずれも可愛らしくて綺麗なイメージがある。
ハロプロではハロー！プロジェクトキッズメンバーでありBerryz工房メンバーでもある嗣永桃子がいる。
彼女の生年月日は平成４年３月６日。そう奇しくもランキングされた初年度なのだ。そして桃の節句と３日違いということで名前の由来も妄想できようというものだ。
名前負けしない可愛らしい女の子で良かったですな。
ハロプロ内『〜子』
よく考えたらキッズに二人もいた
ハロー！プロジェクト内には現在４人しかいないようだ。*4
上記二人以外では稲葉貴子と菅谷梨沙子の二人がいる。
年長者の二人は３０代、他の二人は平成生まれと７０年代後半から８０年代にかけて生まれたメンバーには『〜子』がいない。っていうか７０年代生まれも現行メンバーではゆうちゃん、あっちゃん、ユキドンしかいないし。
その他の名前
以外と同じ名前は少ないが
他の名前をランキング内から探してみた。以外とあるもんだな。（読みのみで検索した結果）
メンバーの生まれた年に合わせて８０年代〜９０年代でランキングを見てみると、『かおり』『あい』『あや』『まい』『ひとみ』『あやか』『さき』『なつみ』『れいな（れな？）』とかなり当てはまる名前が多い。『愛』『瞳』『舞』はそのまま当てはまるし、卒メンではあるが『彩』『明日香』というのもあった。
そこで読みの２００４年ランキングを見てみると『アヤカ』（３位（前年１位）『アイリ』（２０位）『サキ』（２４位）『リサ』（４０位）『アイ』『ナツミ』（４４位）『コハル』（４８位）という結果に。*5
ハロプロ内で集計してみた
トップは『〜み』
集計してみて先ず驚いたのが名前が『〜み（読み）』というメンバーの多さと、『〜い』『〜き』『〜り』『〜か』（いずれも読み）という名前のメンバーが意外に多かったことと、実はキッズの加入により『〜子』も比較的多数派なんだなということ。キッズ加入前はゆうちゃんとあっちゃんの二人だけだったけど、当時は全体のメンバーも少なかったから少数派というわけでもなかったのかもしれない。
他には流石に全く同じ名前のメンバーはいないんだなということ。紺ちゃんとあさみちゃん（カントリー娘。）の違いは微妙だけど。
あとはこの分類法では単独となってしまうメンバーが少なかったこと、半分以上のメンバー（２８人）が『い段』の音で終わるということくらいか。
ハロプロメンバーの名前と生年月日に関してはkeyword:ハロプロメンバー、keyword:リスト::ハロプロメンバー誕生日を参考にした。
ちなみにオレの周りにいる女性の名前はほとんどが『〜子』さんです。年寄りは分かるんだけど姪っ子までとはね。ユキドンとミキティですが子が付きますｗ
